「IFERROR」関数を使用して「INDEX MATCH」関数を包んで、エラー処理を行う方法について説明します。これにより、エラーが発生した場合に代替の値を表示することができます。
以下の例を使用して、手順を説明します。
例えば、以下のようなデータがあるとします。
A | B | C |
---|---|---|
Name | Category | Score |
Alice | Math | 85 |
Bob | Science | 75 |
Alice | Science | |
Bob | Math | 80 |
Alice | Geography | 70 |
「Name」が”Alice”かつ「Category」が”Math”の場合の「Score」を見つけるために、Index Match関数を使用します。しかし、一部のセルには値が入っていないため、エラーが発生する可能性があります。
以下の手順でエラー処理を行います。
- 結果を表示するセルに、次の式を入力します。
=IFERROR(INDEX(C2:C6, MATCH(1, (A2:A6=”Alice”) * (B2:B6=”Math”), 0)), “Not found”)
この式は、条件に一致する「Score」を見つけますが、エラーが発生した場合は代替のメッセージ “Not found” を表示します。
- 入力が完了したら、セルを入力した状態でEnterキーを押して数式を確定させます。
この数式では、まず条件に一致する行のインデックスを見つけるために「MATCH」関数が使用されます。次に、「INDEX」関数を使用して対応する「Score」を取得します。しかし、もし条件に一致する行が見つからない場合にはエラーが発生します。
そのため、「IFERROR」関数が使用され、エラーが発生した場合には代替のメッセージ “Not found” が表示されます。
このように、「IFERROR」関数を使用することで、「INDEX MATCH」関数のエラーを処理し、代替の値を表示することができます。
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